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リモートワークは社員のモチベーションを下げる?コロナ期に企業が採るべき施策とは

コロナの影響もあり、現在(2020年9月)ではリモートワークをする方が急増しています。

リモートワークには通勤時間の削減などメリットもありますが、一方で1人での作業や通信環境などからモチベーションが下がり、仕事効率が落ちている社員も一定数存在します。

これでは企業の業績に大きく影響が出てしまいます。なので、企業の採る施策により、在宅勤務がメリットとなるか、デメリットとなるかが変わってくるわけです。

 

そこで今回はリモートワークでモチベーションが下がってしまう社員の特徴と、リモートワークでも効率よく働けるために企業がすべき施策を解説していきます。

 

リモートワークでモチベーションが下がる社員の特徴

リモートワークでモチベーションが下がってしまう社員には以下のような特徴が見られます。

  • 1人作業が苦手
  • 自発的に動かない
  • 自己管理ができない
  • 自宅の通信環境が悪い
  • コミュニケーションが苦手

上記のような特徴が見られる社員には特に気を配る必要があるでしょう。

 

1人作業が苦手

まず1人作業が苦手な社員です。

通常、業務作業は1人で行うことが多いですが、周りに同じく社員がいて、PCをカタカタと打つ音が聞こえます。そのような周辺環境によりモチベーションを維持する社員もいるため、1人だと集中できない人はリモートワークでモチベーションが低下してしまいます。

 

よく自宅で1人だと勉強が捗らないが、カフェや友人と一緒だったり、塾の自習室だと集中できるという方がいます。社会人でもメカニズムは同じで、在宅で1人よりも他の社員がいて一緒に働く方がモチベーションが上がる方もいます。

他にも、昼食休憩に同僚とコミュニケーションを取りつつリラックスしたりなど、在宅ではできない要素も絡んできます。

 

自発的に動かない

普段、自発的に動かない社員もモチベーションの低下が見られます。

「上司からの指示がないと動けない」という場合も同じくですが、どんな業務を行うかの判断がつかず、モチベーションが低下していくパターンです。普段から社員にある程度の責任を持たせ、行動を取らせている企業かで大きく差が出る部分です。

 

自己管理でできない

リモートワークとなると、基本的には自宅で作業をすることになります。

すると、TVやスマホ、他にも漫画や雑誌、趣味など誘惑になる要素が多く、自己管理ができない人だと目移りしてしまい、仕事のモチベーションが低下してしまいます。

また、通勤がないことから、起床時間も遅くなり、怠惰な生活にになりがちなので注意が必要となります。

 

自宅の通信環境が悪い

リモートワークで大切なのが自宅の通信環境です。

ZoomやGoogleMeetをコミュニケーションツールとして活用することが多いので、自宅での通信環境が大切になってきます。通信環境が悪くコミュニケーションが取れないと、疎外感などを含めストレスになり、モチベーションの低下に繋がりかねません。

 

コミュニケーションが苦手

コミュニケーションが苦手な社員もリモートワークでモチベーションが下がる可能性ありです。

ネット上ので意思疎通が多いため、コミュニケーションが苦手だと、上司と話はしたが、具体的にどのように業務を進めればよいのか、何が求められているのかが不明確になるケースが多く、仕事の効率が著しく損なわれます。

コミュニケーション齟齬が原因で、劣等感などに繋がりモチベーション低下にも大きく影響をします。

 

リモートワークで社員のモチベーションを維持するため企業がすべき施策

リモートワークでモチベーションが下がる社員が一定数いるため、企業の採る施策1つで大きく企業の未来は変化します。

具体的には、企業は社員のモチベーションを維持するために以下のような施策を採ることができます。

  • 成果の見える化をする
  • コミュニケーションを取る
  • 社員の働く環境を整備する

 

成果の見える化をする

まずは成果の見える化です。1人で作業をしていると、仕事に対する意欲が削がれがちなので、タスクを細かく区切り、社員に達成感を与える方法です。

モチベーションの維持となると『お金』を考える方も多くいますが、実際にはそういった外発的要因よりも、内発的な要因の方が効果的なのです(実際、モチベーション維持には内発的動機付けが良いとされています)。

報告システムを整えたりタスクを細かく区切ることで社員の達成感を作り、働くインセンティブを創造しましょう。

 

コミュニケーションを取る

1人作業が続くとモチベーションの低下につながることがあるので、定期的なコミュニケーションは必須となります。

テキストでのコミュニケーションはもちろん、ZoomやGoogleMeetなど対面でのコミュニケーションも効果的です。強制するのは良くありませんが、オンラインミーティングツールを活用したオンライン飲み会などを定期開催する企業も多いです。

仕事と言えど、会社員である限りチームプレイが必要であるため、部下を持つ方は最低限コミュニケーションを取る必要があります。

 

社員の働く環境を整備する

モチベーションが高い社員でも自宅の通信環境が悪く、仕事に支障をきたしていると、モチベーションの低下につながります。ですので、企業側としてはポケットWifiの貸し出しなど、できる範囲でのサポートが必要になります。

また、家族のある方だと在宅で仕事をする人が複数おり、通信環境が不安定だったりします(両親が共働きで子どもがオンライン授業という場合、通信環境が整備されていても、不安定になり繋がりにくい状況が想定されます)。

企業は社員1人1人の仕事環境を考慮して整備する必要性があるでしょう。

 

まとめ

リモートワークは通勤時間の削減など、効率化ができるメリットもあります。

ですが、その一方で社員のモチベーション維持が難しいなどのデメリットも存在します。そのため企業の採る施策でリモートワークがメリットになるか、デメリットになるかが変化します。

コロナという抗えない状況で前進する企業になるか、衰退する企業になるかは企業の採る施策に大きく依存するので、ぜひ本記事を参考に社員のモチベーションを上手く維持していきましょう。

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