経営危機にこそ、早く動く。元銀行マンの財務コンサルタントが語る「選択肢を増やす」支援のかたち
────山本さんは、もともと銀行にいらっしゃったんですね。
「はい、地方銀行で10年間、融資審査を担当していました。審査の現場にいると、申請書類を見ながら会社の状態を判断するわけですが、残念ながら断らざるを得ないケースも少なくありませんでした。そして後日、その会社が倒産したというニュースを耳にするたびに、『もっと早く相談に来てくれれば』と思っていたんです。銀行員という立場では、どうしても動ける範囲が限られる。経営者の側に立って一緒に考えられる専門家になりたいという思いが、独立の一番の理由です」
────今はどんな経営者の方が相談に来られますか?
「製造業や飲食業の方が多いですね。なかでも特徴的なのは、2代目・3代目の経営者の方が多いことです。先代から会社を引き継いだ際に、借金もそのまま引き継いでいるというケースです。会社をつぶすわけにはいかない、でも数字はどんどん苦しくなっていく。そのプレッシャーというのは、外から想像する以上に重いものです。私自身、銀行時代に何人もそういった経営者を見てきましたから、その重さを一番わかっているつもりです。資金繰りへの不安を抱えていても、誰に話せばいいかわからない、という方がとても多いと感じています」
────相談に来る方の、一番多いお悩みはどんなことですか?
「『今の状況を、誰かに客観的に見てほしい』という声が一番多いですね。銀行への返済が少しずつ苦しくなってきた、売上は上がっているのにお金が手元に残らない、こういった悩みは、なんとなく感じてはいても、言語化できていないことが多いんです。しかも、税理士の先生には決算書を見てもらっているけれど、経営の核心部分は話しにくい、という方も多い。専門家だからこそ言えない、という状況が生まれているんですね。だからこそ、まず安心して話せる場所であることを大切にしています」
────サポートで特に意識されていることはありますか?
「『選択肢を増やすこと』です。経営が危機的な状況になると、人は視野が極端に狭くなります。頭の中が『もう倒産しかない』という一点に収束してしまう。でも実際には、財務データを丁寧に整理して現状を可視化してみると、3つ、4つの出口が見えてくることがほとんどなんです。リスケジュール、事業再編、資産の見直し、補助金の活用。経営者の方が一人で考えているときには見えていなかった選択肢が、一緒に並べてみると見えてくる。その瞬間に、経営者の方の顔が変わるんです。『まだやれることがある』という顔に」
────印象に残っているお客様のエピソードをお聞かせいただけますか?
「ひとつ、今でも鮮明に覚えている案件があります。製造業の2代目社長で、銀行3行から同時に返済の圧力をかけられていた方です。ひとつの銀行だけならまだしも、3行が同時に動いてきたときの精神的なプレッシャーは想像を絶するものがあります。まず財務データを全部整理して、各行の立場と状況を分析しました。そのうえで、どの行にどの順番で、どう交渉するかを設計していったんです。最終的に3行すべてから条件変更の合意を得られたとき、社長と一緒に泣きました。あの瞬間が、今もこの仕事を続ける原動力になっています」
────最後に、迷っている経営者の方へ一言いただけますか?
「『相談するのが恥ずかしい』『まだ大丈夫』と思っている方こそ、早めにご連絡ください、と伝えたいです。困ったときに専門家を頼るのは、弱さではなくプロとしての経営判断です。早く動くほど、守れるものが増えます。初回のご相談は無料ですし、まず現状を話してみるだけでも構いません。一人で抱え込まないでほしい。それだけです」
────────
山本 健太
リボーン経営コンサルティング株式会社
初回相談無料。月額顧問契約またはプロジェクト型支援から選択可能。
まずは気軽にご相談ください。