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部下のやる気を下げる5つの行動とモチベーションを上げる4つの行動を紹介

あなたは「何でコイツはやる気を出さないんだ!」と酒の席で愚痴をこぼしてはいませんか?

実は部下のやる気が上がらないのはあなたの行動に原因があるかもしれません。そこで上司がやりがちな部下のやる気を下げてしまう行動を5つご紹介します。

 

部下のやる気を下げてしまう行動5選

以下では代表的な部下のやる気を下げてしまう行動を5つご紹介します。

該当していると心当たりがある方はすぐにでも改めた方がよいでしょう。

 

贔屓がある

上司と言えども人間ですから好き嫌いがあるのは当然です。

贔屓なんかしていないつもりでも知らず知らずの内に仕事内容以外ほとんど話していない部下はいませんか?自分はそのつもりで無くても部下からしたら「あの上司って贔屓するよなぁ」と思われたら不信感を抱きます。

もし特定の部下と接する回数に差異がある場合は改める必要があります。

 

必要以上に叱責する

仕事をしていると必ずどこかでミスをします。

その時に必要以上に叱責をしてはいないでしょうか?「ミスをした」というのはミスをした本人も分かっています。

 

落ち込んだ人に対して更に追い打ちをかける様な言い方をすれば更に落ち込んでその後のやる気を上げるのは難しくなるでしょう。

大事なのはミスをした原因と対策を見つけて再発させない様にする事です。怒りに任せて怒鳴り散らす事ではありません。

その前提条件を忘れて怒鳴り散らす人は少なくないので自分が該当しない様に注意して下さい。

 

部下の話をちゃんと聞かない

部下の報告を聞いている時に「結論は?」「もっと整理してから報告してほしいんだけど」と説明途中で話を遮ってしまう事はないでしょうか。

部下に限らず人の話を遮るという行為は最も信頼を失くす行為の1つです。

 

特に上司と部下という関係性の場合、「あの上司はどうせ何言っても聞いてくれない」「何言ってもダメ出しされる」と思われるようになります。

そうなると報告自体が上がってこなくなり、本来であれば確認しなければならない事が未確認のまま仕事が進み、更なるミスを呼ぶ事にも繋がります。

 

ホウレンソウを確認しない

仕事の基本となる報告・連絡・相談。

間違った仕事にならない様にチェックする為に必要不可欠です。

 

しかし、部下がホウレンソウをしたとしても「そんなのも自分で判断できないのか?」と一蹴した事はないでしょうか。

部下からしたらこのやり方で進めるのがベストと考えたからこそ上司に確認の為に連絡をした訳です。にも拘らず「自分で判断できないのか?」と言われたら上司がホウレンソウを拒否した格好になります。

一度でもこれをしてしまえばその後はその部下からホウレンソウはなくなり、いずれ重大なミスをするでしょう。

 

これを避けるためには細かい事でもしっかりと話を聞く事です。

既に別項目でもお伝えした通り話を聞かない事は信頼を失う行為ですから些細な事でもしっかりとホウレンソウを徹底して下さい。

 

また、職場の雰囲気で部下が委縮してしまう様なら自分から「○○の件についてはその後どうなった?」といった様に上司から部下に報告しやすい雰囲気にする事も大事です。

 

無茶な仕事を振る

ブラック企業にありがちなのが無茶な仕事を振るという事です。

業務時間内にできる仕事量は決まっています。

 

しかし、その範囲を大きく超えて残業前提の様な無茶な仕事を振る事はワークライフバランスが叫ばれる昨今においても多く見られます。

仕事を振られた時点で「絶対無理だ」と感じればモチベーションは急激に低下するのは間違いありません。

 

同時に会社に対しての不信感も募りますし、信頼関係を構築する事もできません。

これを避けるためには残業を前提としないスケジュール管理と万が一残業になっても必要な残業と思って働いてくれるだけの職場の雰囲気が大事です。

 

【今すぐできる】部下のモチベーションを即座に上げる方法4選

良い所を褒める

日本人の傾向として良い所に目を向けるよりも悪い所に目を向ける傾向があります。

それは「反省会」という物は存在しても「成功会」という物が無い事からもご理解いただけるでしょう。

 

しかし、悪い所にばかり目を向けていては思考はネガティブになってしまいます。

逆に良い所を上司が見つけてあげて褒めてあげれば何が良かったのかを把握する事に繋がり、モチベーションも上がる事でしょう。

 

その日の仕事のゴール地点を明確にする

どこまでやれば仕事のゴールなのかを明確にしてあげる事もモチベーションを上げるのに有効です。

ゴールを設定せずに仕事をするのは精神的に消耗していきます。それは例えるならマラソンでゴールがどこにあるのかわからないのと同じ事です。

 

マラソンは体力的にも精神的にも辛いですが、それでも42.195km先にゴールがあるという事を知っているから走り切れるのです。

いつ終わるか分からない状態で仕事を続けてはドンドンモチベーションを保てないので、明確な仕事のゴールを設定するようにしましょう。

 

上司が責任を取る

上司が責任を取るなんて当たり前の様に感じますが、実はできていない人は多いです。

むしろ部下に責任を押し付けて保身に走るという事は多々あります。部下の行動の責任は上司に全てあります。

その責任をしっかりと取る姿を見せることで部下は上司の事を信用する様になります。

 

自分の価値観を押し付けない

上司と部下の間に価値観のズレが生じている事が多々あります。

必ずしもそうとは限りませんが、基本的に上司が年上、部下が年下という形が多いのではないでしょうか。従って上司と部下の間に年齢による価値観がズレてしまっているのです。

 

例えば上司の世代では終身雇用が当たり前で昇進を目指して努力するのが当たり前だったかもしれません。しかし、部下の世代は終身雇用が既に崩壊し、リストラ等で1つの会社に定年までいる方が稀な世代なのです。

そんなギャップがあるにもかかわらず昇進目指して会社に尽くせというのは無理があり、必要最低限の仕事しかしないという人が出てきても不思議はありません。ましてや上司が消耗しきっていたら「昇進したら自分もああなるのか」と想像が付きますから尚更です。

 

基本的に世代間によるギャップはある物と考えて自分の価値観が正義ではないと考えておく事で部下も意見が言いやすくなることでしょう。

 

まとめ

上司がやってはいけない部下がやる気を下げる5つの行動について解説しました。

自分は当てはまらないと思っていても知らず知らずのうちに部下のモチベーションを下げていたという事は多いです。

この機会に一度、自分の行動を見直みてはいかがでしょうか。

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