テレワークは自宅で仕事ができて一見快適なようですが、人の目が届かないゆえについサボってしまっている人も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな気がゆるみがちなテレワークでやる気を出す方法について解説していきます。
テレワークは今後も継続
新型コロナウイルスの影響により、通勤するのが当たり前だった会社でもテレワークを導入する事例が増えました。
飲食店や観光業の再開とともに出勤率も高まってきましたが、まだテレワークを継続している企業は多いです。
新型コロナウイルスは収束していないため、今後も仕事や日常生活で対策をしていかなければならなくなるでしょう。
ただ、テレワークについては肯定的な意見が多いものの、慣れた職場でなかったら効率が上がらなかったり、誰からも見られることのない自宅が快適すぎてつい気が緩んでしまったりと、人によってはデメリットもあるようです。
しかし、そうした問題も工夫していけばある程度は解決することができます。
テレワークを完全活用できれば、自分の時間が増えて通勤していたころよりも有意義な時間を過ごすことができるでしょう。
テレワークのメリット
さっそくやる気を出す方法を解説!の前に、テレワークのメリット・デメリットについて今一度見直してみましょう。
準備・出勤の時間がなくなる
朝起きたらシャワーを浴び、髪のセットや化粧をし、着替えて家をでます。駅まで移動して満員電車に揺られ、ようやく出勤。
毎日、会社に行くだけでもこれだけの手間と時間がかかってしまいます。初めてテレワークを体験した人は、こうした準備や出勤が無くなり自由時間が増えたことに感動したでしょう。
自分好みの環境で仕事ができる
職場では周囲の人の話し声や物音、固定電話などの雑音が鳴り響いています。空調や席の配置は自分で変えることができません。食事や休憩の時間が制限されている、または人がいて全然落ち着けないという職場もあるでしょう。
しかし、自分の部屋がある自宅なら静かな空間で集中することができます。食事や休憩の時も周りの人に気を遣う必要はありません。今まであまり気にならないと思っていた雑音やルールも知らず知らずのうちにストレスとなっていたことが体感できます。
家族との時間が取れる
一日中、家にいることで、「家族と過ごす時間が取れる」というメリットもあります。通勤時間はなくなり、残業が発生しても「帰りが遅くなる」ということはありません。そうなると家族と顔を合わせる機会は増えていきます。
特に、共働きで子供がいる家庭ならば、幼稚園・保育園への送り迎えなどにも対応できるようになるので、柔軟なライフスタイルを形成することができます。
テレワークのデメリット
集中力が続かない
人の目がなく、服装も自由。そしていつでもネットサーフィンができるような環境ならば、自然にダラダラしてしまいます。周りの人の目はストレスでもありますが、適度な緊張感を与えてくれる効果もあります。
人に会えなくて気が沈む
テレワークになると、基本的には仕事と関係のない連絡は来なくなります。職場ならば席が近い人や休憩が被った人と話をする機会もありますが、在宅勤務だとそのような時間は無くなってしまいます。
やっている感を出せない
会社で働いていた時なら、とりあえずパソコンに向かったり外回りに行ってきたりしていれば、何となくちゃんと働いているように見えました。しかしテレワークになると、可視化できる数字やデータで勤務状況が判断されなくなってしまいます。
テレワークでやる気を出す方法
デスク周りを充実させる
在宅勤務の時は、机にノートパソコンをポンと置いて作業している人が多いのではないでしょうか。しかしそれだけでは整った職場の環境には遠く、普段とのギャップで作業する気が無くなることも。
例えば、ノートパソコンを目線の高さにするスタンドや、ワイヤレスキーボードにマウスがあるだけで、ノートパソコン単体よりも格段に作業効率があがります。プライベート用の固い椅子に座っている人は、思い切ってオフィスでも使えるような椅子に変えてみるのもありです。
集中するルーティンをつくる
自宅では誰の目も届かない以上、自分の意志で集中する必要があります。「決まった音楽をかける、コーヒーを入れる、PCメガネをかける」など作業に入る前に決まったルーティンを決めておくと集中しやすくなります。
自宅だとどうしても集中できないなら、カフェや図書館などで場所を変えて作業するの一つの手です。数時間集中して仕事ができるなら、コーヒー1杯分くらいの投資は惜しくはないでしょう。
余った時間を自己研鑽に充てる
在宅勤務中の決まった業務を終わらせれば、あとは自由時間です。その余った時間を資格やビジネススキルアップの勉強時間に充てましょう。
そうした勉強は自分の仕事をさらに充実させるのに役立ちますし、有意義な時間を過ごすよう意識しておけば、「空いた時間にだらけて、そのままズルズル過ごしてしまった…」という失敗もなくなります。
まとめ:テレワークでは意識改革が必要
テレワークによって時間や自由が生まれ、メリットを感じる人は多いでしょう。しかしその分意識的にプライベートとのメリハリをつけるようにしなければ、かえって効率が悪くなってしまいます。
自分に適した方法を見つけて、今後も続くであろうテレワークを有効利用していきましょう。